実用例
押出成形金型へのレーザ表面加工
S45C製の押出成形金型へ、IRレーザでLIPSS加工を実施しました。
チューブ成形等に使用される内リップ表面へ
超短パルスレーザを用いて900nmピッチのナノ周期構造を加工いたしました。
LIPSS加工ならではの構造色が、金型先端のパイプ状部分に発現しております。
構造色の有無で区別された加工部、非加工部の境界が
ご覧いただけましたでしょうか。
流動性や剥離性を期待しての
金型表面へのブラスト加工、めっき加工は既に活用されていることと思いますが、
今回は新工法としてレーザによる表面加工をご提案いたします。
押出成形時に樹脂が通る流路へ水平となるように超微細加工を行うことで、
流動性の向上につながるかも…?
もちろん他材料の金型への加工やディンプル、溝等別形状の加工、
金属製品や金型への加飾目的のLIPSS加工も可能です。
加工のご相談はこちらからお送りください。