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技術情報

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ペットボトルへの疑似ピンホール加工

先日はペットボトルキャップへの疑似ピンホール加工をご案内いたしました。
今回はペットボトル本体の外周部への疑似ピンホール加工をお届けいたします。

270μm厚のとあるペットボトルに入口Φ100μmねらいで貫通孔を加工しています。
ペットボトルそのものに加工しているため、出口側の径は計測出来ませんが、
事前の条件確認では出口側が入口よりも広くなる逆テーパー孔を作成しており、
外側から見える穴径が最小径となるように工夫しています。
また、実際のリーク試験機を参考に、外観検査で確認される外周部への加工を行いました。

耐熱性に優れるポリエチレンテレフタレートですが、
ペットボトルに使用される場合には耐熱性が下がり
熱影響の少ない超短パルスレーザ加工でも、加工が難航いたしました。
今回の実験では加工担当者が試行錯誤を繰り返し、
バリのないエッジの綺麗な孔をあける事に成功しています。

ペットボトルによっては厚みや材料の組成、
また製品ロットによる厚みの微妙なばらつき等、
加工性を変える様々な要素があるかと思います。
条件確認、試行錯誤は必要となりますが、
材料を選ばない超短パルスレーザ加工による逆テーパー孔では、
安定した疑似ピンホール加工を行う事も可能です。
もちろん、高精度に作られたPET、樹脂製品への孔加工へも対応しております。

ペットボトルキャップ(ポリプロピレン樹脂)への疑似欠陥はこちらからご覧いただけます。

疑似欠陥、樹脂加工へのご相談はこちらからお送りください。

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