技術情報
各種パンチへのLIPSS加工
SKH51、SKD11、SK4相当材製のパンチに
フェムト秒レーザにてナノ周期構造加工を実施いたしました。
Φ2mm、3.5mm、6mmのパンチ、ノックアウトピン外周部に
LIPSSが形成されているのをご確認ください。
LIPSSが形成されている部分と未加工部の境目も
SEM上にてしっかりと確認いただけます。
パンチ表面にナノメートルサイズの微細な形状を作ることで、
工具摩耗の低減や工具寿命延長の効果が期待されます。
また、LIPSS自体にも
構造色による加飾やアンカーパターン化等の効果が期待されています！
平面だけでなく、今回のような円筒外周部や
±3mm程度の起伏のあるワークに対してもナノ周期構造は加工出来ますので、
表面への微細構造が必要な場面でぜひご検討ください。
パンチ以外にも、パイプ等円筒形状のワーク外周部へ
LIPSS、テクスチャ、スリット等、様々な加工を実施しています。
パンチへのテクスチャ加工、その他材料へのLIPSS加工も合わせてご確認ください。
省資源、省エネルギー、機械性能の保証の面から、
摩擦面の特性と摩擦挙動の改善は必要不可欠です。
また、破断加工、塑性加工における給油の量...
特殊な調整を行ったフェムト秒レーザを照射する事で、
微細な周期構造を形成する事が出来ます。
溝幅、深さ共に数百nm程のこの周期構造をナノ...
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