技術情報
ペットボトルキャップへの極細孔加工
皆様のご自宅にも必ずあるペットボトル。
今回はそのペットボトルのフタへの穴あけ加工をご紹介します。
ペットボトルキャップには主にポリプロピレン(PP)が使用され、
高い密封性で中身の衛生を保っています。
そんなキャップにもしも小さな穴が開いていたら…?
外観検査やリークテストで検出される極細孔を、
レーザ加工で疑似的に作成いたしました。
ご覧いただいている2つのキャップ。
どちらに穴があるかお分かりでしょうか。
実は右側のキャップにはΦ100μmの貫通孔が加工されています。
表側
裏側
約700μm厚のポリプロピレンにΦ100μmの貫通孔があいているのが
表裏からご確認いただけたかと思います。
レーザ加工ならではの高精度な寸法コントロールで、
定量的なリークテスト用の孔加工、疑似的なシワ、折れの作成も実現可能です。
材料を問わない超短パルスレーザ加工のため、もちろんPETの加工も行えます。
疑似欠陥、樹脂加工へのご相談はこちらからお送りください。