技術情報
CBN工具への溝加工
新材料の開発、普及に伴い、
それらを加工する加工法、工具材料等も、同様に進化してきています。
例えば、非接触で素材の硬度、脆性を問わず加工ができる
超短パルスレーザ加工等もその一例と言えるでしょう。
今回は、そういった新材料加工には欠かせない
工具に対する超短パルスレーザ加工をご紹介いたします。
ダイヤモンドに次ぐ硬度を持ち、ダイヤモンド以上の耐熱性を持つ
CBN(立方晶窒化ホウ素)工具は、切削工具として広く活用されています。
リプス・ワークスでは、以前より切削工具へのテクスチャ加工による
工具の高機能化、工具寿命の延長をご提案して参りました。
テクスチャに加わる新たな加工パターンとして、切削工具への溝加工をご案内いたします。
切削工具の曲面へも等間隔に並ぶ微細な溝をご確認ください。
ピッチ違いや深さ、溝幅違い、他テクスチャ等、
工具の高機能化に向けて、様々な加工をお試しいただけます。
もちろん、同じく立方晶窒化ホウ素製の平板や、
ダイヤモンド等へも、超短パルスレーザでは加工が可能です。