技術情報
リチウムイオン電池電極の高速切断
以前ご紹介したリチウムイオン電池電極の切断事例を更に発展させ、
従来の30分の1の時間で、金属箔、活物質層の同時切断を実現いたしました。
今回は金属箔の材料別、厚み別に3種の加工を比較しています。
加工結果を是非ご確認ください。
集電体:銅箔 箔厚さ:10μm 塗工部厚:205μm
集電体:アルミ箔 箔厚さ:20μm 塗工部厚:180μm
集電体:Niめっき銅箔 箔厚さ:10μm 塗工部厚:50μm
プレスによる抜き加工、トムソン刃での切断加工と比較し、
工具や金型の劣化、交換のないレーザ加工では
開発リードタイムの短縮が大きなメリットとなります。
今回は、更にレーザ加工条件を工夫する事で、
加工時間を従来の30分の1まで縮める事に成功いたしました。
パターン、厚みに応じて実際にかかる時間は異なりますので、
試作をご検討の際には、是非お問い合わせください!
今回紹介した品質重視と速度重視以外にも、
内容に応じて最適な加工条件をテスト、実施する事が可能です。
加工のご相談はこちらからお送りください。