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形状別レーザ加工事例

実用例

レーザマイクロテクスチャと抗菌性

近年、文房具や食器等、職場、家庭の区別を問わず「抗菌」の表示が様々なところで見られます。
1999年、抗菌製品技術協議会によって、抗菌機能を保証する表示であるSIAAマーク制度が定められました。
2000年にはJIS規格としてのJIS Z 2801が定められ、JIS適合SIAAマークを表示できるようになりました。
また、2007年にはSIAAマークの抗菌性評価試験法がISOに承認され、
国際商標としても使用されるようになっています。

このような背景のもと、多くのプラスチック、セラミックス、金属製品等に
抗菌加工処理が施されるようになりました。

金属材料における抗菌機能

抗菌加工処理の流れは金属製品にも伝わり、微生物を原因とする微生物腐食の予防や、
食品工場等での衛生担保などの為に抗菌機能が求められています。
銀イオンや銅イオンなど抗菌性のあるコーティング付与、殺菌剤の使用等に加わる新たな方法として、
私たち株式会社リプス・ワークスは、超短パルスレーザを利用した抗菌加工の提案をいたします。

マイクロ微細加工による抗菌性の付与

弊社では菱電商事株式会社様との共同研究にて、
SUS材料表面へのレーザ加工による抗菌機能があるのではないか!(ほんとか?)
と、研究を進めています。

レーザ加工したSUS材表面とSEM画像

抗菌性評価(神奈川県立産業技術総合研究所KISTECによる)

測定結果(JIS Z 2801:2012)
※抗菌活性値:R=Ut-At
Ut:無加工試験片の反応後の生菌数の対数値
At:加工試験片の反応後の生菌数の対数値

超短パルスレーザ加工による抗菌性の発現は従来のような表面へのコーティングを必要とせず、
薬剤を使用しないため耐性菌の心配もありません。
レーザ加工による抗菌加工でJIS規格のテストをクリアすると期待されています。

金属材料、製造機等への抗菌性付与に新しい工法のご検討はいかがでしょうか。

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