技術情報
プラスチック金型の離型性向上に挑戦してみましたが…
LIPSSを活用して離型性を向上させたい!
LIPSS(ナノ周期構造)をプラスチック射出成形金型に付与する事で、離型性の向上が狙えます。
ヨシッ!挑戦するゾ!
と意気込んだものの…射出成形の経験は無いし、成形屋さんは皆忙しくて協力してくれません。
部長「弱音を吐くな!
まずトライすることが大事だ!とスティーブ・ジョブズも言っていた。かまわずやれっ!」
部長の熱い檄に早速形状確認用のシリコーンゴムに転写されるかを実験いたしました。
部長が責任とってくれるなら安心だ。
目算通りなら、転写されずにパターンの無いのっぺらぼうのゴムになるはずなのね~。
ところが…
A君「部長!綺麗に転写されちゃいました!」
部長「これって、離型性良くないじゃん。
誰だ離型性がいいって言ったのは…お前かぁ!?」
エーッ????
部長ォ~それは無いでしょ
その後もA君はコツコツと離型性の良いパターンの確立に励んでいます。
(余談ですが、もう2週間部長と口をきいていません。)
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